2015 年頭のご挨拶
兵庫県山岳連盟 会長 中西研一
明けましておめでとうございます
会員の皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのことと存じます。
昨年は皆様のご協力・ご支援のおかげで広範な活動をつつがなく行えました。心から御礼申しあげます。
昨年9月には思いもかけぬ御一獄山の噴火で多くの登山者が犠性になりました。予測しえない自然災害とはいえ、登山には他のスポーツにはない生命のリスクが常にあります。
また登山事故も增え続け、近郊でも岩場での重大な事故が発生しています。
改めて安全あっての登山を再認識し、各自が山の知識や技術の習得に努め自らの身は自らで守る努力をし、山行には必ず登山者の責務である登山届を提出して遭難や事故の不測の事態に備えたいものです。兵岳連でも事故防止にかかる知識や救助技術の普及に努めてまいります。
登山界の念願であった「山の日」が8月11日と決定され平成28年から祝日として施行されることとなりました。多くの方がこれを機会に山の恵みに感謝し山に親しんでいただければこんな嬉しいことはありません。違盟といたしましても「岳連の森」の整備を始めこの日にちなんだ取り組みも行い私たちの活動の場である山々を守って行かねばなりません。
懸案でありましたサークルHMA(Hyogo・Mountaineering・Association)が昨年末に発足しました。岳連諸活動に初めて参加された方々の受け皿として、若い岳人の活動の場として、 じっくりと息長く取組み自立した登山者の育成を目指して行きます。
のじぎく兵庫国体からもう9年が過ぎました。今年は近畿の和歌山で行われます。長崎では成年女子が6位と健闘しましたが、スポーツクライミングで成長著しい兵庫選手団のさらなる活躍を期待しています。
海外登山も地道に継続しています。幻のブルーポピ1探訪に続いて本年はァンナプルナ内院トレッキングを企画しており多くの参加を得たいと思います。
数ある課題の一っに役員の若返りと組織強化があります。 もちろんそのべIスには若年層の取り込みと総数を增やす努力が必要ですがまずは加盟団体の協力を得て若い力とェネルギーを連盟に注入していきたいと願つています。今年は役員の改選期でもあり改選と合わせて組織の改編・強化を図ってまいります。 一方事業活動も年々增加していますが普及・自然保護委員会の活動等の充実強化をしていく反面、長く続いている事業でも見直すべきものは見直す勇気も必要かと思います。その他、広報の充実、財政改善への取り組み等々の課題にも加盟団体の協力得て積極的に取組んでまいりますのでよろしくご支援ください。
最後となりますが新しい年が会員のみなさまそれぞれにとってよい年となりますよう心から念願しご挨拶といたします。
2015 年頭のご挨拶
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