2020年はコロナウイルス感染で中止された国体近畿ブロック大会が今年2021年は
感染対策を万全に行い開催されることになりました。
今年は大阪府山岳連盟主管で開催され7月17日、18日の二日間で開催されリード競技は常翔啓光学園学園クライミングウォールでボルダリング競技はナカガイクライミング摂津店での競技となりました。
感染予防という観点から無観客大会となりガンバの応援も控えなければならず静かな大会となりました。
我が兵庫選手団は1日目のリード競技では少年男子が世界大会でも活躍している奈良県の二人には及ばなかったものの二位に入り翌日のボルダリングにも希望の持てる結果となりました。
少年女子は圧倒的に奈良県が強いという戦前の予想通りで兵庫の二人も健闘したんですが4位という結果になりました。
成年女子は大阪が強く一位、二位に和歌山、三位京都に続き四位という結果でしたが本線出場を懸けてボルダリングで逆転するという強い意志を持っている成年女子の二人でした。
二日目のボルダリング競技では少年女子がリードで四位という結果ながらボルダリングで三位に入り総合でも京都と並んで三位に入る。今年初めての近畿ブロック大会出場となる阪上の四課題目の一撃完登がチームの入賞に貢献した。
三浦は今年最後の少年女子での出場になるがこれからもこの競技を続けていって欲しい。
三重国体出るためにはなんとしても二位以上の成績をこのボルダリングで出さないといけない成年女子の藤本、森本ペアだったが最後まで諦めない姿勢のクライミングを貫き見事大阪に続いての二位となり総合でも二位に入り見事に三重国体出場を決めた。
少年男子はやはり奈良との息つまるような接戦になったが松岡、隅谷の素晴らしい登りでボルダリングでは一位となりリードのリベンジを果たし総合でも奈良と一位を分け合った形となった。
これですでに出場が決まっている成年男子と合わせ成年女子、少年男子の3カテゴリーが三重県菰野町で10月1日〜3日の期間開催される第76回三重とこわか国体スポーツクライミング競技に出場することになった。国体に出場する各選手はこれから国体に向けてより一層精進し全国の強豪チームに負けないようにがんばって欲しいと思います。
2年ぶりに近畿ブロック大会に参加して感じたことは本当に近畿地区のクライマーのレベルが以前に比べて格段に向上したことであり、女子ではリード5.12の後半、少年男子では5.13のノーマルが登れないともう話にならないという状況でこれは全国トップレベルと比較しても遜色ないレベルであると思います。兵庫県山岳連盟もこれからより一層選手強化及び発掘に真剣に取り組んでいかなければならない時期に来ていると思われます。
最後になりましたがこのコロナ禍の中今回の競技会を無事開催するためにご尽力いただいた大阪府山岳連盟、近畿地区山岳連盟の競技役員、スタッフの方々本当にありがとうございました。
総合成績
成年女子 |
1位 大阪 国体出場 |
2位 兵庫 国体出場 |
3位 和歌山 |
4位 京都 |
5位 滋賀 |
6位 奈良 |
少年男子 |
1位 奈良 国体出場 |
1位 兵庫 国体出場 |
3位 和歌山 国体出場 |
4位 滋賀 |
5位 京都 |
少年女子 |
1位 奈良 国体出場 |
2位 大阪 国体出場 |
3位 兵庫 |
3位 京都 |
5位 和歌山 |