自然保護委員会 須磨アルプスの報告

本年度最後の自然保護委員会事業として、六甲全山縦走前半の核心部である須磨アルプスから花々を眺めながら板宿八幡神社まで降りましたので、報告させていただきます。

1.日時  令和4年2月26日(土)9時~13時30分

2.コース JR・山電塩屋駅~旗振山~鉄拐山~高倉台~栂尾山~横尾山~須磨アルプス

     ~東山~板宿八幡神社(約9㎞)

3.参加者 スタッフ2名、環境省アクティブレンジャー1名、会員8名、一般2名 

合計13名

4.内容

  今回のコースは須磨アルプスと花々という内容であったためか神戸支部単独開催とし

ては、久しぶりに10名を超える参加者に来ていただきありがたく思っています。

 前日迄の寒さも和らぎ天候も良かったため、9時頃には他の登山客も多く賑やかな出発

になりました。

 駅前の市街地を抜け階段を急登し登山道に入り、既に早朝登山を終えた人と挨拶を交

わしながら、須磨浦リフト横でトイレ休憩としました。

 旗振茶屋では岳連理事の店主から「店前に水仙を植えアサギマダラが来るのを待って

いる。」との嬉しいお話をいただき記念撮影しました。

 鉄拐山通過後におらが茶屋で2回目のトイレ休憩をし、高倉台を経て難所の階段急登

が始まりましたが、やはり休み無しでは難しく途中で小休止しました。

 栂尾山・横尾山を通過時に感じたのは、若い親子連れ・若いカップル・若い女性のみの

グループやトレラン者等もいて、多くの山の楽しみ方があるという事です。

 今回のメインの須磨アルプスは、皆様に注意を促しながら無事通過したのですが、久し

ぶりに歩いたある参加者から以前より路が狭くなった様な気がするとのお話をお聞きし

ました。

 通過後の東山ピークで昼食休憩後に環境省のアクティブレンジャーから須磨アルプス

の成り立ちについて、紙芝居形式でお話をいただきましたが、花崗岩の風化という事実は

私達の身近でも進んでいるのかなと感じた次第です。

 さて、東山ピークを右折すると今までと変わり休憩机が多くなり、ヤブツバキや河津桜

に梅も含む花々が迎えてくれますが、このコースでは花々以外に地元団体が国土交通省

の助成を得て植林等の森造りをしており、植生保全の取組を実感しました。

 長々と書いてきましたが、今回の事業は地質・植生という多様な自然を観察する事が

でき参加者の皆様には楽しんでいただけたのではないかと思っております。

 最後になりましたが、本年度の事業にご参加いただいた皆様に感謝しますとともに、来

年度事業にも奮ってご参加いただけます様にお願いし筆を置かせていただきます。

(文責 自然保護委員長 日野)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です